2006年09月18日
●競技の目線。
貫録勝ち、朝青龍が怪物料理/秋場所
http://www.nikkansports.com/sports/sumo/f-sp-tp3-20060916-90999.html
立ち合いで把瑠都の懐に飛び込むと、右の強烈なのど輪で主導権を取り、完全に後手に回った把瑠都を一気に押し倒した。勝負が決まると、どうだ、と言わんばかりに倒れた把瑠都をにらみつけ、横綱の威厳を示した。
おとといの話だけど、凄い相撲だったと思う。
スピードと心で若い相手(横綱も若いが)を完全に圧倒した。立会いで声を上げたのは初めてかもしれない。立った次の瞬間、把瑠都の目の前にいる横綱。全盛期の北勝海(現八角親方)のスピードを更に一割増ししたような物凄い立会いだった。把瑠都は完全に身体を起こされ、そのパワーを一分たりとも出させてもらえず土俵を割った。そんなわけで見た目横綱の圧勝だったが、両者の間にそれほどの差があるとは思えず、相撲における立会いの重要度を凝縮したような取り組みだったと思う。
なんとなく千代の富士全盛の図式に似てきたからだろうか、この頃相撲が妙に面白い。強烈な強さと個性を放つ大横綱(間違いなく歴史に名を残す横綱になるだろう)を中心に、活きのいい若手がボチボチ揃い始めている。あの頃と決定的に違うのはそれが全部外人なんだよな。稀勢の里っていう日本人の有望株もいないわけではないが、栃東も千代大海も「これまで」って感じだし、もうちょっと活きが良くて若い日本人が出てくればもっと面白くなるかな、と思う。
一方で日本人の新弟子は年々減ってると聞くし、となると今の大相撲って外人ブームに乗っかってるだけで根本的な解決は全くされてない。たしかに面白いんだけど、上位取組がモンゴルvsモンゴルとかグルジアvsエストニア、ブルガリアとかってちょっと複雑な気分にもなりますね。稀勢の里は今日も最年少て持ち上げられてたし、たしかに順調に行けば大関は間違いなさそうな逸材だけど、同類もしくは後に続く日本人がいないのよね。
実際、大相撲協会も各部屋における外国人の人数制限をひいてるみたいだし、思ってるところは俺と大差無いのかもしれない。日本人に頑張って欲しいと。そしてその真正面に「人材をどう確保するか」という深刻な問題があるわけだ。それはJリーグの取組なんかを見てると明らかでより若い世代、それこそ小学校低学年、もっと下げて幼稚園、保育園の子供達をどう取り込むかにかかってるんだと思う。
地方巡業に出たときに、とにかく若い子はタダ見OKぐらいの気持ちでとにかく見てもらう機会を作る。場所中もその地方の若い子は格安で入れるようにする。そこでそれこそ息遣いが聞こえるような場所で相撲を見せる。これが何より第一歩かなと思う。見てもらって感じてくれればそこから大相撲という競技自体に関心を持つ子も出てくると思うんだな。
とにかく根っこを広げる努力をしないと。根っこが枯れればそれまでどんなに綺麗な花を咲かしていた植物だってあっという間に枯れるわけで、それは大相撲だって同じだと思うんだよな。そんなことを考えると、一番の問題は殿様商売しかしたことない親方衆がそこまで目線を下げることができるか否かだったりするのかなと思う次第。
12時には寝ろと言われてるので寝ます。明日からまた大阪。
Posted by copoo at 2006年09月18日 23:51
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://webcopoo.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/681
コメント
コメントしてください
サイン・インを確認しました、 . さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)
(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)