2006年07月15日
●本当に言いたかったこと。
先月末、入社4年目のお姉ちゃんが退職した。
そのおねえちゃんが辞めること自体には特にこれといった感慨もない。やりたいことが見つかったって人を引き止めるなんてのは無粋なことだし、去年かなり辛そうだったし、家庭の事情で残業・出張は不可て言ってたらしいけど、もう勘弁、やりたくないってのも少なからずの本心としてあったんだろうと思う。
当日送れて21時から飲み会に合流し23時に場所を移動。そこでサッカー(ドイツ-アルゼンチン)を見ながら3時頃まで飲み、最後に各人からメッセージということになった。俺には来ないだろうと思っていたが急に指名され、言いたいことはあるのにまともなことも言えず終わってしまった。そんなわけで、本人がここを見ることは無いだろうが、その場で本当に言いたかったことをあらためてここでまとめてみる。
かなりまじめな話として、俺より若い連中が辞めると、後悔というか申し訳なさというか会社自体の器量の狭さを感じずにはいられない。結局この会社には彼女を一人前に育てようという土壌も気概も方針もなく、やりがいの無いただ辛いだけの仕事に突っ込み、結果としてこの会社に希望を見出せない彼女は去った。去年も彼女の同期が辞めている。俺は俺で今の状況を変えようと、とりあえず俺のまわりを楽しい仕事で埋めることからはじめるべく模索しているが、忙しさにかまけてなかなか先に進めることができないでいる。
そして間に合わなかった、と思う。
自分が楽しく暮らすために楽しい仕事を仕掛けようとしているのと同時に、まわりの人にもやりがいのある仕事をして欲しい。そして楽しいと思ってもらえるような環境を作りたい。しかし全然できてない。そして結局そういう環境が出来上がる前に彼女は辞めてしまった。それが後悔と申し訳なさにつながっている。彼女は辞めてしまったけど、どうにかして環境を変えていきたいと思う。
俺が本当に話したかったことはこんなようなことだった。
会社が人によって成り立つ以上、もっとも重要な要素は人材であるはずだ。その人材が、しかも若い人材が辞めていく。この状況に俺は会社の危機を感じるが、同じ思いを抱いている人はどれだけいるのだろうか。
やりがいとは夢や情熱を傾けることのできる事柄だからこそ感じる気持ちであると思うし、管理職のメッセージを見る限り、それらは重要な要素であることは間違い無いのだろう。しかし残念ながら数字が先に立つのが今のわが社だ。
「数年後に何%の成長を目指す。売り上げはこれくらい、利益はこれくらいで、受注はこれぐらい。それを達成するために既存ビジネスを組み合わせて新しいビジネスを創出しよう。」
過日の部内会議1時間の要約。正直な話、これで済む。
数字から話を始めるあたり、この目標が達成できれば仕事なんて何でもいい、と言っているように聞こえたし、現実もそういう状況だったりする。数字に夢や情熱を見出せるのは巷の数学者くらいなものだと思うのだが、俺の言ってることは奇麗事で、現実を見れば「なんでもいいから数字を出す」「数字を出すためにどんな仕事でもやる」のが今の我々のスタンスなんだろう。結果、他社が逃げたような仕事に首を突っ込み滅茶苦茶になったり、親会社とのパワーゲームに負け大赤字になるような金額しか貰えなかったりしてる。
どうすればこの状況から脱却できるか。原因はどこにあるのか。
仕事の選択肢が徹底的に少ない。原因はここじゃないかと俺は思う。選択肢が増えれば親会社に屈する必要も無い。柱の業務が折れてもどうにか食いつなげることができるかもしれない。会社としての今後を考えながら進む方向、受ける仕事を選べるかもしれない。仕事の選択肢を増やすには、ウチの対外的な知名度を上げて引き合いを増やしていくてのが一手段だろう。(悪評判が広まる可能性もあるが)この状況を改善するための突破口はウェブだと信じて疑わない俺だが、今の仕事が一息つく10月以降は直談判してでもそっちの仕事をやるつもりだ。とりあえずは東京を中心に動くことになるだろう。
そしたらまずは麻布十番でカレーうどんを食わねば。
長々と書いてきましたが、実を言うとこれが本当に言いたかったことです。
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